シャクヤク

2022.06.10

シャクヤクの植物画

スッと伸びた茎に繊細な花びらが幾重にも重なり合い、見事な美しさを誇る薬草。

見た目の美しさもさる事ながら豊潤な香りも魅力の一つです。

美しい女性の容姿や振る舞いを花に例えて表現したことわざ

「立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く姿はユリの花」

とは、花の美しさになぞらえたばかりではなく、これらの薬を服用する事によって
女性ホルモン分泌を整え、肌も美しく艶やかになるという意味も含まれているとのこと。

観賞用として多種多様な品種が存在しますが、薬用としては白花のものを栽培するそうですよ。

 

◎学名:  Paeonia lactiflora

 

◎使用部位ごとの薬効

 

根:収斂および緩和、鎮痙、鎮痛薬

 

◎参考文献

『日本薬草全書』『本草図譜』

シャクヤクの植物画