ウツボグサ

2022.05.13

ウツボグサの植物画

初夏に紫色の花を咲かせる夏の薬草。

花穂の形が武士の矢を入れる靱(うつぼ)に似ている事から名付けられた言われており、
8月頃には花穂が枯れて黒く変色してもそのまま立っている姿から夏枯草(かごそう)とも呼ばれています。

日本各地に分布し、日当たりのよい草原や野山などで見つけることができます。

軒先に干して民間薬としても古くから使われています。

 

◎使用部位ごとの薬効

 

花穂:利尿、消炎薬、腎炎、扁桃炎

 

◎参考文献

 

『日本薬草全書』『本草図譜』

ウツボグサの植物画