日本一の蓮根/八代
2014.06.06
まず、蓮の葉茶を作りたくてやってきたのは熊本県でした。
オーガニック栽培で…と色々調べていた時に、一番ピンときた農家さんです。
八代は熊本市よりも少し南。
海に面していて天草なども近い美しい街。
しかし、水俣も近いこともあり、
公害病であった水俣病の流行をきっかけに健康的な生き方について非常に考え、
実践してきたエリアでもあります。
今回、蓮の葉の購入を快く検討してくださっている、水の子会で常務を務められている上村さんに畑を案内していただきました!
公害病をきっかけに、完全無農薬栽培を先代が始められて約30年。
ずっと自然に即した栽培を実践してこられています。
肥料も鶏糞と魚由来の天然のもの。
渡り鳥や鴨たちがやってきて網に引っかかってしまわないように、
必要な時だけ張るようにしているそうです。
まだ苗を植えたばかりの4月下旬訪問時。
いまはすくすくと葉っぱを広げて成長しているようです!
そして、栽培方法だけではなく、とてもこの蓮根は特別なんです。
なんと… 在来種!!!
現在の市場に出回るほとんどの蓮根は外来種です。
なぜなら、在来種の蓮根は土の下に潜ってしまうのに対して、
外来種は上に成長してくれるので収穫がとても簡単。
在来種は少し小ぶりで、収穫も3倍ほどの労力がかかってしまうそうです。
それでも在来種の成育を守り続けていらっしゃるのは、
古来の種族を守るためもありますが、何よりとってもとっても美味しいそうなのです!
外来種に比べて、味がしっかりと強いのだとか。
季節柄、まだ食べたことが無いので収穫の季節がとっても楽しみです^^
オリジナルの蓮根素麺や蓮根焼酎や蓮根飴なども作ってらっしゃいます^^
葉っぱの乾燥は、酵素が失活しないぎりぎりの低温で半日かけてじっくり行ないますので、蓮の葉の生命力はなるべく保った状態で。
日本一の蓮根!!!と、言っても過言ではないでしょう◎
その最高の食材に恥じない、最高の薬草茶が作れるように、
裁断、焙煎などその後の行程やパッケージも、とことんこだわりたいと思います!!
薬草を探して初日にして、いきなり最高の食材に出会い、
びりびりドキドキたまらないです!
この出会いの幸運に感謝しながら、
同じく並ぶ他の薬草茶もとことん素晴らしいにするぞっ!と、
気合いが十分に入った日でした。
次は、源頼朝もゆかりのあるという阿蘇へ向かいます!