【shop】清水薬草/福島県喜多方市

2015.01.04

いわゆる高麗人参(オタネニンジン)が、日本でも栽培されていることをご存知でしょうか?
江戸時代、徳川幕府が生薬の国産化を計った時に、
親藩であった会津、信濃、松江の3カ所にオタネニンジンの栽培を促しました。
現在でも、その3カ所で生産されています。

一時期は台湾への輸出が盛んで、人参農家が300軒もあったそうですが、
今では両手で数えられるほどの生産者さんになってしまったようです。

 

オタネニンジンは収穫できるくらいに育つまで、5年かかります。
その5年の間に1回でも悪天候や、お手入れの失敗があると全滅してしまったりもする…
とても生産が難しい植物。

そんなオタネニンジンなどの薬草を昔から扱って来た清水薬草店。
その3男として生まれた清水琢さんは、東京で務めた後に、
やはり家業を継ぎたいと地元•会津に帰って来ました。

オタネニンジンを育てたい若者が現れる時のために…と、
70〜80代の生産者さんたちから栽培方法を習い、自ら育てはじめました。
そして、2012年に解散してしまった会津人参農協の事業と加工場をも引き継ぎ、
会津の薬草文化を背負ってらっしゃいます。
まさに、希望の星。

10〜11月頃、オタネニンジンの収穫期を迎えるので生や茹でたものが手に入ります。
その時期に乾燥品も作られるので、年中小口切りや粉末等も購入できます。
※オタネニンジンは、薬品ではなく”食品”なのです!

心もからだも元気がともるオタネニンジン。
遠方にも発送してくださるので、ぜひぜひ日々のお料理に使ってみてくださいね^^

有限会社 清水薬草
966-0817
福島県喜多方市字三丁目4835番地
0241-22-0533